2008年10月28日

入稿画像解像度のまとめ

これまでにも何度かeプリント屋.comにおける大判写真プリントの入稿画像の解像度について説明しましたが、質問される方が多いのでまとめさせていただきます。

例えば次のような質問があったとします
「○○社の△△という800万画素のデジタルカメラで撮った画像をA2(594mmx420mm)にプリントしたいのですが、きれいに仕上がりますか?」

答は「何とも言えません」としか言いようがありません。
次に挙げる条件などにより画質が変わりますので、実際に画像を見ない限りプリントの仕上がりを予想する事は出来ません。
1.カメラの撮影モード
2.撮影条件
3.撮影者の技量

1.カメラの撮影モード
デジタルカメラには普通いくつかの撮影モードがあります。
まず撮影サイズですが、例えば800万画素のあるカメラでは3456 ×2304画素、2496 ×1664画素、1728 ×1152画素で記録できます。当然画素数が多い方がきれいにプリントできます。
そして同じ画素数でもjpegの圧縮率によりFINE/NOMALなどのモードがあります。この場合圧縮率の低いFINEのほうがきれいです。携帯電話のカメラも最近は高解像度になっていますが、jpegの圧縮率が高いモードしか無いことが多くプリント用には向きません。

大判プリントに適するカメラの撮影モードは、そのカメラで記録できる最大サイズでFINE(jpegの圧縮率が低い)モードとなります。

2.撮影条件
同じカメラ、同じモードで撮影してもきれいに大判プリントできる画像とできない画像が生じます。
撮影時暗くてもデジタルカメラではISO感度を上げて撮影する事が出来ます。しかし感度を上げて撮影した場合ぱっと見た感じでは適正露出できれいに見えても、拡大するとノイズにより粗い画像になっている事があります。最新の高級デジタル一眼レフは高感度に強いといわれますが、大きなサイズでプリントしようとすると粗さが分かってしまいます。

3.撮影者の技量
カメラの解像力が申し分ないとしても、撮影時に手ぶれやピンボケを起こしていればきれいな仕上がりになりません。Lサイズのような小さなプリントではきれいに見えても、大きくプリントすると小さなブレやピントの甘さがはっきりと分かってしまいます。


また次のような質問があります
「35mmポジフィルムを3000ppiでスキャンした画像は全紙にプリントできますか?」
これも「画像を見なければ分からない」としか答えられません。
たとえフィルムスキャナの能力がどんなに高くても、原稿(フィルム)が持っている画質を超えてしまえば意味が無くなるからです。
フィルムの粒子よりも細かい解像度でスキャンしても、粒子が見えてしまっている以上細かい画像にはなりません。
撮影時の手ぶれ、ピンボケはスキャナの性能が良くても改善できません。


ここまで述べてきたように画像の解像度だけではきれいに大判プリント出来るかどうかの判断基準にはなりません。実際に画像を見なければ判断できませんが、弊社に送る前でもお客様の方でモニタ画面上でプリントするサイズに拡大してい確認していただければほぼ仕上がりの感覚はつかめると思います。次のページを参考にしてください。
http://www.e-printya.com/post-36/faq/64

なおプリント出来るか出来ないかの判断は各個人、状況により変わります。例えは写真展に出品する作品なのできれいにプリントできなければ意味が無いという場合もありますし、遺影のようにどんなに解像度が低くてもプリントしなければならないときもあります。よって弊社では出来るだけお客様が自分でモニタ画面上で確認していただく事をお勧めしております。


以上大判写真プリントの入稿画像解像度の解説でしたが、普段デジタルカメラで撮影されている方でもこのあたりの事は良くわからないという方もいらっしゃいます。ご参考にしていただければ幸いです。
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posted by eプリント屋マスター at 18:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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